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電波望遠鏡の後ろの小高い丘の上に、
鹿児島大学の光赤外線望遠鏡があります。

理学部の宇宙コースは、先ほどのVERA
観測所と連携して観測を行ってるという
ことで、ここで天文学を勉強出来る学生
はうらやましいですね~。
俺が受験した頃に宇宙コースがあれば、
迷わず目指したと思います。

天文学を勉強できる大学は非常に少なく、
レベルも高いです。

九州でこれだけの設備と一線で活躍されて
いる先生方から指導を受けられるというのは、
すばらしいことだと思います。

話しはずれてしまいましたが・・・

電波望遠鏡の横から丘に繋がる道を登って
行くと、観測所に行けます。



ちょうど、ドームのスリットが開いてる時
だったので、望遠鏡のトラス構造が覗いて
ますね~。

早速研究室を訪ねると、制御用コンピュータ
の説明を受けてから、望遠鏡と対面です。



リッチー・クレチアン式という光学系で、
西村製作所製の望遠鏡です。
パイプ構造の下の箱の中に100cmの主鏡が
入っています。写真は、ホコリを防ぐための
フタが閉まっている状態です。
ちょっと見えませんが、赤外線カメラは、
カセグレン焦点(箱の下の部分)に取り付け
て撮影します。



望遠鏡から延びているホースは、カメラを冷却
するための液体ヘリウムを供給しています。

この望遠鏡は、コンピュータ制御の経緯台です。
写真を撮るのに経緯台?って思う方もいらっしゃる
かと思いますが・・・

ちゃんと対策がしてあります。経緯台で星を追尾
すると視野回転を起こします。なので、視野回転
を補正する機構があるんですね~。
学生さんの説明で思い出しました。
実質3軸制御なんです。

写真を撮るって言えば、赤道儀しか頭になかった
ので、すぐに気づきませんでした。

考えたら、パロマ山天文台以降の大型機は、
経緯台方式が主流なんですよね。
コンピュータ制御が出来るようになってから、
複雑高価で重い赤道儀は減って来てるんですね。

西村製作所と言えば、公共天文台等の大型望遠鏡
で有名ですが、昔は小型の反射望遠鏡も作って
いたんです。子供の頃、西村製作所のカタログを
取り寄せて、15cmの反射経緯台をいつか
手に入れたいなぁと思って、ず~っとカタログ
を眺めてました。結局買えずじまいでしたが。

赤外線望遠鏡を見学した後、VERA観測室で行わ
れるミニ講演会を聴くことにしました。



難しそうな題がついてますが、解りやすく噛み
砕いて説明してもらえたので、楽しかったです。

ということで、とても楽しい一日を過ごしました。
わざわざ鹿児島まで出かけた甲斐ありです。

次は、やっぱりあそこに行かないとですね・・・
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うちから九州道を利用して、約5時間で
薩摩川内市に到着しました。
土砂災害で、福岡IC~大宰府ICまでが
通行止めなので、その区間は一般道へ
迂回したため、予想以上に時間がかかりました。

まあ、最後で道に迷ったってこともある
んですけどね。



広い入来牧場の中に、望遠鏡はあります。



左のエリンギみたいな形のものが電波望遠鏡。
真ん中の建物は、観測室です。
そして、右の丘の上に見えるのが、鹿大
理学部の赤外線望遠鏡のドームです。

電波望遠鏡、使用してない時はパラボラを
上にしています。アンテナは金属の塊なので、
一番バランスがいい状態にしているんで
しょうね。

年に一度の特別公開の日は、電波望遠鏡に
登ってアンテナ内部の様子などを見学できる
ツアーが行われます。



ツアーが行われてない時間帯は、望遠鏡を実際
に動作させてもらえたりもします。

上の写真は、ほぼ水平方向までアンテナを倒した
状態です。5°くらいにある星まで観測出来る
ようです。

望遠鏡を星に向け、おわんのような部分で、星から
の電波を受信します。その電波を一点に集めて、
おわんの真ん中にある小さいドームのアンテナに
送ります。
仕組みは、カセグレン式反射望遠鏡と同じです。



ツアーでは、小さいドームに収納されている、
『2ビームアンテナ』を見ることが出来ました。

このアンテナは、2つの天体を同時に観測出来、
日周運動を追尾出来るシステムになってます。

アンテナの先には、銀色の円錐型のカップみたい
なものが取り付けられていて、このカップで、
小さいドームに集められた電波を受信機まで
送るんですね。

普段見られない場所が見れて満足です。
ちなみにアンテナ部分まで行くには、階段で
望遠鏡のおわんの下まで登らなくてはいけません。
結構な高さがある上に、階段や床がメッシュに
なってる為に下が丸見えです。
高所恐怖症の方はきついかもしれませんね。
鹿児島まで行ってきました。
何をしに行ったかと言うと、国立天文台の
VERA電波望遠鏡の特別公開を見に行く
ためです。

VERAとは、「銀河系の地図」を作るための、
国立天文台(NAO)を中心としたプロジェクト
のことです。
星を測量して、詳しい地図を作りましょうと
言う話しです。

VERAの電波望遠鏡は、日本に4局ありまして、
水沢(岩手)、小笠原(東京)、入来(鹿児島)、
石垣島(沖縄)に施設があります。

この4つの電波望遠鏡を組み合わせると、
直径2300kmの望遠鏡と同じ性能が発揮
出来ます。
入来局には、20m電波望遠鏡が一基あります。

今回行ったのは、鹿児島のVERA入来局です。
『八重山高原星物語2009』も同時に行われ
ていて、自治体を挙げてのイベントで大変盛況
でした。

この施設、鹿児島大学の入来牧場の中に
あります。





同じ敷地に、鹿児島大学の赤外線望遠鏡もあって、
国立天文台、宇宙科学研究本部(旧宇宙研)と
鹿児島大学理学部が連携して研究出来る様に
なってるんですね~。

ちなみに鹿児島大学は、別の場所に6m電波
望遠鏡を所有しているようです。

国立天文台 VIRAプロジェクトHP
旅行記は一時中断して、今日は日蝕の
写真をUPします。

今回の皆既日蝕は、全国的にあまり天気
が良くなかったので、場所によって明暗が
分かれた形になりましたね~。

幸い、福岡は雲は多いものの食のはじめ
から終わりまで、通して見ることが出来
てラッキーでした。

ギリギリで手に入れた「日食グラス」も
大活躍!! スコープタウンさんの
おかげです。

福岡では、最大90%が欠けたので、
細~い太陽を見ることが出来ました。









機材:   PENTAX K100D + smc PENTAX DA50-200mm
+ Kenko teleplus 1.5× SHQ Pz-AF
フィルタ: Kenko MC ND400+ marumi MC-ND8


最大食に近づくにつれ、周囲は薄暗くなり、
気温も下がって行くのが分かりました。

それにしても、太陽が90%も欠けているのに
結構な明るさを保てるのはすごいですね。
莫大なエネルギーを放出してるんですね~!

せっかくなので、携帯でも撮って見ました。
太陽を撮るのは素子に良くないんでしょう
けどね。



左 デジイチの機材 
右 欠けた太陽と、薄暗くなった風景



予想以上に太陽が写ってびっくりしました。
危険なので、みなさんはマネしないように
してください (^_^;)

公開されている、皆既日蝕の写真も載せます!!

国立天文台ウェブサイトよりの転載です。
以下の写真は、国立天文台に著作権があります。



撮影日:2009年7月22日 10時10分から12時49分
撮影者:佐藤幹哉(国立天文台)
レンズ:400mm
撮影地:硫黄島近海船上にて

ダイヤモンドリングの写真です。



撮影日:2009年7月22日 11時29分
撮影者:国立天文台
伝送協力:情報通信研究機構(NICT)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)

皆既中のコロナが良くわかります。



撮影日:2009年7月22日 11時29分
撮影者:国立天文台
伝送協力:情報通信研究機構(NICT)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)
先日、星の写真を撮りに行ったんですが、
空の状態があまり良くなかったので、
リベンジに行ってきました。

本格的に連休に入ったからか、街明かりも
この前より少なく、透明度も良かったと
思います。

まずは、天の川の写真から。



露出20sec F2.0 ISO800



露出15sec F2.0 ISO800

以前より、空が暗いと思います。
固定撮影なので、露出が長いほど、星が
流れてしまいます。

次は、さそり座の写真です。
星座が解りやすいように、線で結んでみました。



露出20sec F2.0 ISO800

明け方の撮影だったので、人工衛星も
たくさん見えてました。



露出15sec F2.0 ISO800

この写真は、人工衛星を見つけてから、
あわててカメラを向けたので、短い軌跡しか
写ってないです。

機材はすべて、
PENTAX K100D + smc PENTAX FA35mm
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