2011/05/03 (Tue) 「明日の神話」に落書き・・・

竹橋の国立近代美術館で行なわれている
「岡本太郎展」

『・チケットご購入の待ち時間は約30分です。
　・会場ご入場の待ち時間は約30分です。
　※更新日時：2011年05月03日14:03 』

ものすごい人気のようですが・・・

この展覧会に触発されたのかどうかはわかり
ませんが。

先日ブログで書いた、渋谷の「明日の神話」に
自分で書いた絵を付け加えた者がいたそうです。


加えられた絵を見ましたが、なるほど、それなり
に絵心があり、色もきちんと合わせられています。

岡本太郎の作風を真似た、福島の原発事故を
思わせる絵。


書いた人は、なぜこのようなことをしたのでしょう？

単なる愉快犯なのか、メッセージを伝えたかった
のか判りませんが、私には理解出来ません。

他人の作品に手を加え、自分の主張を押し付けて
何か楽しいですか？

水爆実験に影響されて書かれた絵だから、原発を
連想してってことなのでしょうか？

いづれにせよ、とても稚拙な行為だと思います。

「明日の神話」

私はこの絵は、核兵器反対を訴えて書かれたとは
思っていません。ましてや反原発なんて意図で、
絵を付け足したとしたら・・・

「明日への神話」は、破壊しつくされ、多くの生命
を奪われながらも、強く、未来へ向けて立ち上がる
人間を描いたものだと、私は理解しています。

あくまでも、私個人の認識ですが。


付け加えられた絵を賞賛してる人もいるでしょうし、
それは個人が感じたことですから、それについて
これ以上とやかく言うつもりはありません。



しかし、それなりの絵心と主張があるならば、なぜ
自分の作品として描かないのか。

何かを履き違えてませんか？

自分で切り開いた境地ではなく、他人の感性や
発想をコピーし、それを勝手に拡張しただけ
なんて、中途半端すぎます。

この行為をした人が唯一良心的だったのは、元の
作品を傷つけなかったこと。



犯人へ！　早く自首してください。