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山海塾の新作、「二つの流れ~ から・み」
の公演に行ってきました。



今作も非常にすばらしいものでした。


白い身体と白い衣装、それに赤と青が使われた
アクリル板。

黒い床に砂。

シンプルですが、本当にすべてが美しい・・・

日本初演を北九州で見ることが出来るということ
も、とても幸せなことだと思います。

去年10月に北九州芸術劇場で行なわれた、
記者会見で、天児牛大さんはこんなことを言われて
ました。(以下、会見内容の抜粋)


『今回も場面は7つです。物語性があるわけ
ではなくて、詩のような構成ですので、
観客のみなさんが、それぞれの生活をバック
グラウンドにして、いろいろなことを想起して
もらえれば、あるいはそのきっかけになれば、
と思っています。』

『作品を観る前の準備は基本的にいらない、
と思っています。

ただ突き放しているわけではなくて、理解
しなければいけない物語や説明があるわけ
ではないので、理解することよりも、
舞台の上で踊り手が身体を使って表している
世界を、自分がどう受け止められるのか、
そのきっかけとして捉えてもらえればと
思います。

私自身、何かを見る時に、そういう見方を
したいんです。

例えば美術館で絵を観る時も、一つ一つの絵
について、意図や制作方法について細かく
書いてあるわけではないですよね。

それでもふと、ある絵が気になってその前で
留まるようなことがあります。なぜその絵が
気になるのか、その絵のどこが気になっている
のかははっきりとは分からなかったり、その時
は気になっても、翌日には忘れてしまったり、
逆に何の気なしに見た絵がいつまでも記憶に
残ったり…

そういう、いわば対話が、映画や舞台や音楽と
向き合うことであったりするんじゃないかと
思うんです。』


私もこの考え方に非常に共感を覚えます。
目の前にある何かを素直に感じる!
見たまま、思うまま・・・

本当にこれでいいと思うんですよね。
少なくとも私はそう思う。

私が山海塾に惹かれる理由は、そのへんにある
のかも知れません。



東京公演を見に行かれる方、本当にすばらしい
作品ですので、楽しみにされてくださいね。

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